国立中学の出題傾向
標準的な計算問題や文章問題、図形に関する問題など、小学校で習ったことが定着しているかを試す問題が出題されています。また、定着した知識を活かして問題を解決する力を試すために、表やグラフを使った問題、規則性に関する問題も見られます。したがって、国立中学での合格を勝ち取るためには、小学校で習う内容をきっちりと習得した上で、解き方だけを身につけるパターン学習だけではなく、なぜそうなるのかを大切にした学習が必要です。
さらに奈良女子大学附属中等教育学校や洛北高校附属中学校などでは、得た知識を自分の言葉で表現できるかどうかを試す問題が出題されています。問題文を正しく理解し、それに対して正しい答えを導き出す力はもちろん、その考えを的確に表現する力が必要になります。式を覚えるだけでなく、どうしてこのような式になるのか、なぜこのように考えるのかを説明する練習をしておくとよいでしょう。
私立中学の出題傾向
ここ数年の出題傾向として、「数えたり試したりして、手際よく整理する」 「規則性を発見する」 「場合分けをする」 「立体を創造する」などの能力を要求する問題が数多くみられます。型にはまった考え方ではなく、基礎力を糧として自力で考え、問題を解くために工夫するという柔軟な思考・発想を持つ生徒を求める各中学校の思いの表れと言えるでしょう。
具体的な例をあげますと、指導要領外からの出題は少なく、「拡大図と縮図」 「すい体の表面積・体積」 「反比例」などの単元は、一部の問題を除くと減少傾向にあります。分野別に見てみると、数量関係分野では整数の性質・規則性・場合の数・論理に関する出題が目立ちます。また、図形分野では比や規則性を絡ませた出題され、学校によっては高校入試のレベルと変わらない問題が出題されるなど、『思考力や発想力』重視の問題が年々増加しています。文章題では、割合に関する文章題、和と差に関する文章題、速さに関する文章題、規則性のある文章題は例年必ず出題されています。特に、受験生の柔軟な思考力を試す"工夫した出題"が増加傾向にあります。
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